妊娠初期の便秘は黄体ホルモンが原因「食事意識が便秘回復になる」

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妊娠すると楽しみな時期が続くものです。

しかしお腹に新しい命がいる以上、気をつけなければならない事が多くなります。

特に妊娠初期は色々と気をつけなければいけない時期です。

二人目三人目ともなれば少しは余裕が有りますが、一人目は何かと神経質になってしまうもの。

便秘になったことが無い女性も便秘で悩むことも有ります。

どこか悪いかもしれない、赤ちゃんに影響ないの、などと色々気になりますよね。

実は妊娠と便秘は深い関係があります。

妊娠初期に起こる便秘の原因

ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hcg)は、妊娠中に産生されるホルモンをいいます。

これは受精卵が着床すると排卵後の10日前後から尿中に出るので、妊娠検査薬ではこの検出反応が使われ、妊娠したことがわかります。

コレステロールから作られるステロドホルモンをプロゲストロンといい、妊娠準備状態を作るホルモン・黄体ホルモンとも呼ばれます。

黄体ホルモンが分泌され、この黄体期に受精卵が着床することで妊娠し受精卵が着床しなければ月経が始まります。

女性ホルモンの一つはプロゲストロン・黄体ホルモンですが、卵巣と胎盤で合成されるステロイドホルモンをエストロゲンといい、この二つの総称を女性ホルモンといいます。

妊娠時に血中量や尿中量が増え妊娠後期には通常性周期ピーク時の400倍以上にもなります。

これらは特に消化管機能に影響を与え、蠕動運動(ぜんどううんどう)を低下させ、弛緩性便秘などを引き起こしやすくします。

腸内の水分を赤ちゃんに回すため、水分不足となって蠕動運動が抑制される。

それが関係して便秘の原因になっています。

妊娠初期に多い吐きけやつわりが影響し食事量減少で栄養不足で便秘

また妊娠初期症状に多いのは吐き気やつわりです。

これが影響して食事が中々食べられない妊婦さんは多くいます。

ムカムカするから食事量は減少し、食べたいものを食べるため、栄養も偏り栄養不足で便秘になりがちです。

食べる量が減ることで腸の蠕動運動も抑制されます。

さらに吐くことで腸内の善玉菌も減って毒素が増えてしまいます。

便秘が長引けば腸内に溜まった便は硬くなり、排泄に苦労が伴います。

つわりは辛いですが、少しでも和らげるために水分を意識して取ることも必要です。

何か口にすればムカムカして吐く、を繰り返す時期ですが、一度に沢山取らなくても少しずつ量を取るだけでも違います。

また、柑橘系の果物なら食べられるという人も多くいます。

その場合、ジュースにして飲むことで水分を補給することも良いでしょう。

腸内に溜まった便を押し出すためには水分不足を解消することも一つの手段です。

生活習慣や体調変化の影響でストレスや疲れが溜まり自律神経が崩れ便秘

また妊娠すると生活習慣も随分変わってきます。

つわりがひどい時期は食事の時間には食欲がなく、少量を食べられる時間に取ることもあります。

体調が優れず生活習慣も変わってしまいます。

つわりや吐き気など体調変化の影響でストレスや疲れが溜まって、自律神経のバランスを崩して便秘になることもあります。

これは妊婦に限らずストレスや疲れで自律神経のバランスが崩れている人は多くいます。

現代病とも言われるストレス。

これによって便秘に悩む人が多いのです。

それは自律神経のバランスが崩れていることです。

通常であれば、日中は交感神経が優位に働き、アクティブに行動することが出来ます。

逆に夜は副交感神経が優位に働き、体が休息を求めます。

このリラックスした時間に腸内が活発に活動し、蠕動運動が行われ快便な状態になります。

しかし、妊娠すると体調の変化を戻すには時間がかかります。

つわりが落ち着くまで、体が安定するまで、暫くはどうしてもストレスと疲れと過ごす日々が続きます。

そんな中でも好きな音楽を聞いたり、匂いを嗅いだり、今のリラックスできることをしましょう。

自律神経のバランスを正常に戻すことで便秘も改善されます。

妊娠初期のつらい便秘を解消させるための工夫

妊娠初期のつらい便秘を解消するには、やはり食生活の改善が一番です。

妊婦さんは一般の人のように簡単に薬に頼るわけにはいきません。

まずは食事を通して、便秘を解消することを考えていきましょう。

中でも栄養のある緑黄色野菜や海草類、大豆食品をバランスよく摂ることが便秘に効果的です。

緑黄色野菜は厚生労働省が進める健康のために1日350グラム以上の野菜を食べる中でも約3分の1、120グラムは摂るように勧められている野菜です。

緑黄色野菜は老化や生活習慣病を誘発する要因となる活性酸素を防ぐカロテンを多く含みます。

トマトやピーマンなどの色の濃い野菜から、ネギや大根のような淡い色の野菜でも緑黄色野菜に含まれます。

中でもほうれん草やニンジン、かぼちゃに多くのカロテンが含まれており、他にもビタミン類やミネラル類も豊富に含んでいます。

カロテンは体内の活性酸素を減らす抗酸化作用があり、体内に必要な分だけビタミンAに変換してくれます。

妊婦さんはビタミンAの摂り過ぎは良くないと言われますが、それはレチノールという動物性由来のもの。

過剰に摂り過ぎると体内に蓄積されてしまう脂溶性ビタミンです。

カロテンは植物由来のもので、厚生労働省も摂取することを推奨しています。

何より食物繊維を多く含んでいるので、つわりがひどくて食事が摂れないなら、ジュースにして飲むのも良いでしょう。

海藻類はミネラルやビタミンを多く含んで、食物繊維が豊富です。

中でもワカメやヒジキは特に栄養価も高く食物繊維が豊富です。

ワカメにはヨウ素も多く含まれており、甲状腺ホルモンを合成するに不可欠な栄養素で、胎児の発育に重要な役割を持っています。

だからといってワカメばかりを食べているとヨウ素の過剰摂取にもなりますが、肥り過ぎたら、栄養価の高い海藻類はヘルシーで摂りやすい食品になります。

また女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをする成分が含まれている大豆食品は高濃度に抽出されたイソフラボンを過剰摂取したことでトラブルが報告されています。

適度にお味噌や豆腐などの大豆食品を摂る分には便秘にも効果的で問題はありません。

嘔吐や便秘が何週間もつづくなら一度産婦人科の医師に相談

しかし、辛い吐き気が続くつわりや、便秘がどうしても治らないというのならば、定期診断でも構わないので、一度掛かりつけの産婦人科の医師に相談してみましょう。

悩めば悩むほどストレスが増して、さらに便秘になってしまいます。

同じ悩みを持つ先輩妊婦さんたちも沢山います。

赤ちゃんに問題のない範囲で薬を処方してくれるでしょう。

妊婦さんの体はデリケートですが、つわりがひどくて食べられないときはジュースやスープにして摂るのも良いでしょう。

ちょっと面倒ですが、そのひと手間が便秘に悩まない生活にしてくれます。

まずは食生活の改善から行いましょう。

便秘に悩む原因はいくつかあります。

hcgやエストロゲン、プロゲステロンが上昇し、水分が不足して便が出にくくなることや吐き気やつわりが原因で食生活のバランスが崩れて便秘になる場合があります。

薬に頼っても改善にはなりません。

食事でバランスを摂っていきましょう。

緑黄色野菜や海藻類などは食物繊維が豊富です。

つわりがひどくて口にしたくないなどの場合は、医師に相談することも大事です。

便秘ストレスを軽減しましょう。