食べ過ぎが原因で便秘「内蔵や皮下脂肪細胞が蓄積しないようにする」

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便秘の原因

便がなかなか出ずにお腹が苦しくなってしまう便秘はとても辛いものです。

お腹が張るだけではなく、イライラや肌荒れなど、便秘は様々な辛い症状を引き起こします。

食生活の乱れやストレスなど様々なことが原因となって引き起こされる便秘ですが、実は内臓脂肪と皮下脂肪が便秘と深い関係があるということをご存知ですか?ここでは、内臓脂肪・皮下脂肪と便秘の関係についてお話し、内臓脂肪を減らして便秘解消に役立てる方法を紹介していきます。

食べ過ぎで起こる2種類の脂肪

内臓脂肪という言葉を耳にしたことがある人は少なくないことでしょう。

内臓脂肪は、見た目に太っている人だけに多く付いているとは限りません。

一見痩せている人でも、実は内臓脂肪が多いというのはよくあることです。

内臓脂肪は、腹筋の内側につく脂肪を指し、中でも内臓の周りについている脂肪のことを言います。

身体の内側につく脂肪なので見た目に分かりづらいというのが難点のひとつでもあります。

内臓脂肪は内臓の位置を本来あるべき場所に保ったり衝撃をやわらげたりする大切な役割も担っていますが、多く付きすぎると生活習慣病の原因にもなるため、注意が必要です。

腹腔内が脂肪組織で充満「皮下脂肪」

見た目に太っている人の場合、皮下脂肪と言って皮膚の下に付く脂肪が原因であることが考えられます。

皮下脂肪は太って見えるという難点があるものの、内臓脂肪と違って直接病気を招く原因とはなりません。

太っている人が健康のためにダイエットをしようと思った場合、本当に意識すべきは内臓脂肪であって皮下脂肪ではないのです。

また、皮下脂肪に比べると内臓脂肪は比較的落としやすいのが特徴で、運動などで誰でも落とすことができます。

ただ、落としやすいということは、血液中に溶け出しやすいとも言えます。

内臓脂肪は遊離脂肪酸なので余分な脂肪が血液中に溶け出してしまいやすく、血液中に脂肪が増える高脂血症や高血圧症、動脈硬化、糖尿病などを招くことにもなりかねません。

内臓脂肪・皮下脂肪と便秘の深い関係

内臓脂肪や皮下脂肪は、実は便秘と深い関係があります。

内臓脂肪は食生活が原因で増えることも多く、食べ過ぎると内臓脂肪がどんどん蓄えられてしまいます。

内臓脂肪が多い人は、体内の各臓器が脂肪によって圧迫されやすくなります。

圧迫されることで更に内臓脂肪が蓄積されやすくなり、腸の筋肉が鈍ってしまうため、便秘になりやすくなるのです。

便秘をすると腸内で食べた物が異常発酵してしまい、このことがまた内臓脂肪を増やす原因となってしまいます。

このように、内臓脂肪が増えると便秘を引き起こしやすくなり、便秘した状態が更に内臓脂肪をためやすくなるという悪循環になってしまうのです。

内臓脂肪は便秘だけでなく尿もれ尿失禁の原因にも

くしゃみや咳をした時、また、重い荷物を持った時などに尿がもれてしまう経験がある女性は少なくないことでしょう。

尿がもれることを尿失禁とも言いますが、この尿失禁が慢性化すると日常生活に支障をきたすことも多く、悩んでいる女性が多くいます。

40歳以上になるとその人数は増え、3人に1人は経験しているという調査報告もあります。

最近は出産経験の無い20代から30代の若い女性にも尿失禁に悩む人が増えています。

若い年代の尿失禁の原因のひとつに、内臓脂肪があります。

先ほどお話した通り、内臓脂肪が多いため便秘になっている人は、大腸内に便が溜まっていて大腸の管が膨らんでしまいます。

この膨らんだ大腸が膀胱や尿道を圧迫することで尿失禁を引き起こしやすくなってしまうというわけです。

更に、腸管以外の卵巣や子宮の周りが内臓脂肪によって癒着すると尿失禁をしやすくなります。

慢性便秘が引きがねで皮下脂肪

皮下脂肪が増えて太ってしまい体型を戻すために食べ物を減らす人は多くいますが、ただ食べる量を減らすだけでは皮下脂肪はなかなか落とせません。

実は、便秘が慢性化すると皮下脂肪をためやすい身体になり、運動や食事制限だけでは皮下脂肪を減らすことが難しくなってしまうのです。

便秘が続くと腸の中に食べた物の水分や栄養物質がどんどんためこまれ、それが原因で皮下脂肪がたまりやすくなってしまうというわけです。

もしも皮下脂肪を減らしたいと思ったら、バランスの取れた食生活で便秘を解消し、皮下脂肪をためやすくなってしまった体質を改善することが必要なのです。

食べ過ぎ脱出法と便秘解消法

では、どうしたら食べ過ぎを脱出し、便秘を解消することができるのでしょうか。

毎日の食事ですが、ただ漫然と食べている人は食べる順番を意識してみましょう。

まずは野菜から食べるという食事方法を続けるだけで便秘が解消したり痩せることができたりと、身体にいい効果が現れやすくなります。

炭水化物が消化されて糖に変わる早さを現す指数をGI値と呼びます。

ご飯やパン、麺類などはGI値が高く、血糖値が上がりやすくなってしまいます。

血糖値が急に上がるとインスリンが多く分泌されて調節しようとします。

インスリンは脂肪をエネルギーに変える働きの邪魔になる性質があるので、できるだけ少ない分泌量に抑えたい物質です。

インスリンの量を減らせば脂肪をエネルギーに変えやすくなり、ダイエット効果も表れやすくなります。

そして野菜はGI値が低い食べ物で、血糖値をゆるやかに上げる特徴があるので、インスリンの分泌がゆるやかになるという効果があります。

この特徴を生かして、食事の際はまずは野菜から食べるようにすると、太りにくい体質になることが期待できます。

ただ、ここで注意が必要です。

野菜と言っても、じゃがいもやさつまいも、とうもろこしなどはGI値が高いので最初に食べても血糖値は上がりやすくなります。

カルシウム、鉄分もとる

健康な便には、約70パーセントから80パーセントの水分が含まれています。

消化しなかった食べ物や老廃物だけではなく多めの水分が含まれることで、ちょうどいい固さの便が出るというわけです。

そのため、便秘解消には水分を適度に摂ることが大切です。

とは言え、水分だけを摂っていても便秘の解消はできません。

また、便秘解消に効果のある食物繊維ですが、食物繊維には不溶性と水溶性の2種類があります。

ごぼうなどの不溶性食物繊維だけを摂っていると水分を吸収して固い便になってしまいます。

そこでコンニャクなどの水溶性食物繊維もバランスよく摂って、腸のぜん動運動を促すようにしましょう。

また、カルシウムが不足すると背骨がゆがんで腸を圧迫してしまい、そのことが便秘の原因となることがあります。

もうひとつ大切な成分に鉄分があります。

鉄分が不足すると貧血状態になり腸に栄養を送れなくなります。

すると腸が正常に機能しなくなり便を送り出す働きが弱くなってしまうのです。

このように、内臓脂肪が多いと便秘になりやすくなり、便秘をすると更に内臓脂肪や皮下脂肪をためやすくなるという悪循環を引き起こします。

内臓脂肪が付きすぎると、生活習慣病はもちろんのこと、便秘の原因にもなるということを忘れないようにしましょう。

見た目の体型を美しくすることも大切ですが、目に見えない内臓脂肪を減らすことは健康な身体を維持する上で必要不可欠です。

バランスの取れた食生活と適度な運動に気を配り、できるだけ内臓脂肪を減らすように心がけたいものです。