がんと言えば、日本人ならまるで意識していない人は居ないと言っても過言ではない、恐ろしい病気です。

現在では2人に1人ががんになると言われており、医療技術が発達した現在でも死亡率は決して低くはなく早期発見が求められる病気ですが、果たしてその原因は何なのでしょうか。

遺伝も一つの要因ではありますが、実は生活習慣によるものである場合も多くあります。

中でも私達の身体を形作る食事は非常に大きな比重を占めています。

加工肉や赤肉を毎日大量に食べると大腸がんになる

私達日本人の食事は、この数十年で様変わりしました。

以前は野菜や魚が中心でしたが、現在は食事の欧米化が進み、肉を多く食すようになっています。

肉も丈夫な身体を作る上で欠かせない食品ですが、肉ばかりを食べていると様々な病気のリスクを抱える事になります。

がんもその一つ。

特に加工肉や赤肉を毎日食べ続けていると、大腸がんのリスクを高めると言われています。
なぜ

では、何故加工肉や赤肉を食べると大腸がんになる可能性が高まるのか。

これは近年、加工肉(ハムやソーセージなど)や赤肉には発がん性物質が含まれていると指摘されているためです。

ただこの説に対して反論する声も多くあるため、何が確実な情報であるかの見極めが重要になります。

熱い飲み物は舌ガン、喉頭ガン、食道がんのリスクが高くなる

食事が原因でがんになるのは、腸だけではありません。

実は舌や喉もがんになる可能性があります。

これ等の部位ががんになるのは、食べたものの成分に問題があるのではなく、言ってみれば「怪我」が原因です。

熱いお茶やコーヒーを好む人は多いですが、冷まさずに飲んだ結果、舌や喉を火傷すると言う事も少なくありません。

実はこの火傷が、がんの原因になるのです。

熱いものを冷まさずに飲み込むと、舌・咽頭・食道が炎症(火傷)を起こします。

軽度のものであれば良いですが、中には粘膜が爛れるほどの火傷を負う事もあります。

この時のただれが、異常細胞の増殖を誘発するとされています。

とは言え、一度や二度の火傷でがんになるわけではありません。

がんは長い時間をかけて潜み、身体を蝕む病です。

長年熱いものを冷まさずに飲食する事で、舌がん、咽頭がん、食道がんのリスクが高まる可能性がある事を覚えておきましょう。

口の中や喉を火傷してしまった場合は、そのまま炎症してしまう可能性があるので、すぐに口の中に冷たい水や氷を含んだり、冷水を飲んで冷やすようにしましょう。

痛みが引かない場合は炎症を起こしている可能性があるので、消化器内科などで診てもらう事をおすすめします。

炭水化物が発がん物質(アクリルアミド)発生

揚げ物と言うとフライドポテトを真っ先に思い浮かべる方も多いでしょうが、フライドポテトをはじめとする炭水化物の揚げ物には、発ガン性物質「アクリルアミド」が含まれています。

しかし、最初からアクリルアミドが含まれているわけではありません。

アクリルアミドが発生する原因は、アミノ酸と糖類が120度以上の高温で加熱された場合による化学反応です。

アミノ酸や糖類は炭水化物をはじめ多くの食材に含まれている一般的な栄養であり、化学物質ですが、高温加熱する事でアクリルアミドが生まれ、がんのリスクを高めるため、炭水化物の揚げ物を食べ過ぎないように意識しましょう。

先述したフライドポテトだけでなく、ポテトチップスなどのじゃがいもを揚げた菓子類や、ビスケットやクッキーのような穀類の焼き菓子、更には高温で焙煎しているコーヒー豆・煎り麦・ほうじ茶葉などにもアクリルアミドは含まれているのです。

乾燥ひじきに高濃度の無機ヒ素が含まれる

発ガン性があるとして知られている成分が、無機ヒ素です。

ヒ素と聞くとあまり縁がない特殊な成分のように思えますが、その認識は間違いです。

実は私達が当たり前のように口にしている食べ物の中にも、無機ヒ素が含まれていると言うケースがあります。

知らず知らずのうちに発ガン性物質を口にしているなんて恐ろしい話ですよね。

では、一体どのような食べ物に無機ヒ素が含まれているのか。

それはズバリ、乾燥ひじきです。

ひじきと言えばカルシウム・食物繊維・マグネシウムなどの栄養が豊富な事で知られている食べ物ですが、実は高濃度の無機ヒ素が潜んでいたのです。

ひじきと言えば海藻ですが、ならば海藻全般に無機ヒ素が含まれているのかと言うと、そう言うわけではありません。

ひじき以外の海藻、例えばわかめや昆布には無機ヒ素は殆ど含まれていない事が分かっています。

そのため海藻全般を避ける必要はありません。

加工肉はできるだけ吸収しない

がんは長年の積み重ねが要因となる事が多いので、栄養バランスの良い食事と、規則正しい生活を心掛けるようにしましょう。

特に食事は身体を形作る大事な要素です。

近年では1日の野菜の摂取量は減少傾向にありますが、野菜を食べず、加工肉や赤肉ばかりを食べていると将来がんになる可能性が高まります。

無用なリスクを増やさないためにも、加工肉や赤肉は出来るだけ食べないようにし、摂取量は週に500グラム以下にするようにしましょう。

健康な身体を作る上で肉は欠かせないものではありますが、それはあくまで適量を守った場合です。

栄養豊富な食べ物も、適量を越えて摂取すれば毒になる場合がある事を心に留めておきましょう。

アクリルアミドは冷蔵保存は濃度を高める

ジャガイモなどの炭水化物を120度以上の高温で加熱すると発生する発ガン性物質アクリルアミドですが、実は発生後の保存の仕方によっては更に濃度を高めてしまう事があります。

アクリルアミドは加熱する事で発生するので熱に強く冷蔵・冷凍に弱いと思う人も多いですが、実はアクリルアミドは8度以下の冷蔵保存をする事で濃度を高めるので注意しましょう。

焼く時も強火で一気に焼き上げて焦がすのではなく、じっくりと焼くようにしましょう。

ひじきは水に浸すかゆでこぼしで発がん発生

乾燥ひじきに含まれている無機ヒ素は、水に浸すかゆでこぼす事で発生を減らす事が出来ます。

ひじき自体は栄養が豊富な食べ物なので、このような工夫をして食べると良いでしょう。

野菜や果物をたくさん食べるヒトは食道がんの発症リスクが下がる

健康を守る上で重要なのは栄養バランスのとれた食事です。

赤肉や加工肉の摂取をおさえると共に、野菜や果物をたくさん食べるようにしましょう。

野菜や果物を積極的に食べる事で、食道がん・胃がん・肺がんのリスクを抑える事が出来ます。

がんのリスクを下げるためには、まず食事を見直す

近年、物質的に豊かになった事で、食事にも変化が生まれました。

野菜があまり好きではない人や、野菜よりも肉を好む人が急激に増え、野菜から肉中心の食事にシフトしていますが、このような食事はがんになる可能性を高め、健康を害する恐れもあるものです。

がんにならず、健康を守るためにも、発ガン性物質を含む食品にどのようなものがあるのかを把握し、食事は野菜を中心として、肉の摂取量は週に500グラム以下にするようにしましょう。