腹と背中のツボ押しマッサージで気や血の流れが刺激され便秘改善に効果

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便が硬くなって毎回排便時に苦労する、常にお腹が張っている気がする…便秘はとても辛いもので、時に身体に様々な不調をもたらすこともあります。

そんな辛い便秘はできるだけ解消するようにしたいものですが、便秘薬を使い続けると腸の動きが悪くなって、ますます便秘を悪化させることにもなりかねません。

薬を使わずに自然にスムーズな排便ができるようにしたい時には、東洋医学のツボ押しを参考にしてみてはいかがでしょうか。

東洋医学のツボ押しとは

東洋医学には『経路』という言葉があります。

経路とは気が流れる道のことで、手や足、内臓など、全身につながっていると考えられています。

ツボ押しマッサージをすることで体調不良を起こしている部分を改善することができたり、身体の疲れを取ることができたりと、様々な効果が期待できます。

人間の身体には300種類もツボがあると言われています。

たとえば手の平ひとつにも様々なツボがあって、目的に合った場所のツボを押すことで効果を得ることができます。

冷え性の改善や目の疲れの改善など、ツボ押しマッサージには様々な効果がありますが、便秘解消に効果をもたらしてくれるツボもあります。

便秘の原因の中には、血流の悪さや胃腸のはたらきの悪さがあります。

ツボを刺激して血流を改善し胃腸のはたらきが良くなればスムーズに排便が促されることになります。

気や血の流れを回復させ便秘解消につながる

東洋医学では『気の流れ』『血の流れ』という言葉がよく使われます。

気の流れとは身体の中を流れるそよ風のようなものと考えられています。

体内の気の流れや血の流れが良くなれば、血液やリンパ液が正常に流れていき、体調が良くなるのです。

もしも気の流れや血の流れが滞ってしまうと、血液が全身に行きわたりにくくなり、便秘などの体調不良を起こしやすくなってしまうというわけです。

つまり、東洋医学のツボ押しマッサージで気の流れや血の流れを良くすることが、便秘解消につながる可能性があると考えられるのです。

ツボを刺激する方法には、押す、なでる、温めるなどがあります。

指や棒を使ってツボを軽く押すだけでいつでもどこでも簡単に刺激を与えることができます。

また、心臓に向けてなでれば血流が良くなって効果が現れやすくなります。

お灸や鍼という方法もありますが、初心者には難しいこともあるため、できれば専門の知識がある人にやってもらう方が安心です。

便秘に効くお腹や背中のツボを指圧

「お腹のツボ」

お腹のツボは、便秘解消したい時に即効性があると言われています。

お腹のツボを刺激する時に同時に腹部マッサージも行えば、腸のぜん動運動が活性化して、より便秘を解消しやすくなります。

腹結(ふっけつ)へそから真横に引いた線の交点

腹結の言葉の『腹』はツボがある場所を指し、『結』は集団、くくる、結び目という意味があります。

便秘解消の他、腹部のしこりや下痢を治したい時に効果的です。

みぞおちの痛みがある時や下痢の時に有効です。

また、便秘解消には特に効果が高いツボになっています。

便秘が原因で肌荒れやニキビができている時や便秘を解消してダイエットをしたい時などに効果があります。

腹結は、へその高さから親指の幅1.3本ほど下へ下がり、その部分の中央から親指の幅4本ほど外側の場所にあります。

このあたりを指でさわると縦のすじを感じることができます。

この部分に人差し指、中指、薬指をそろえてあてます。

約3キロから4キロほどの強さで5回ほど指圧マッサージします。

この時、あまり強く押さずに、心地よい程度の力で押すようにします。

もしも便秘がひどい場合は、併せてマッサージもすると筋肉がほぐれ、腸のぜん動運動も良くなり効果がアップします。

左の腹結からへその下を通り、右の腹結から上がってへその上を通るように円を描くマッサージをしてみましょう。

天枢(てんすう)へそから外側へ指2寸の位置

天枢の言葉の『天』は上半身を指し、『枢』は枢軸、要所を指します。

つまり、身体の上半身と下半身の境目に存在する大事な場所という意味があります。

天枢には、胃腸、肝臓をはじめとして消化器系疾患全般に効果があると言われています。

胃弱や胸やけ、下痢、そして便秘にも効果があります。

他にも子宮や卵巣、精巣などの生殖器の病気や冷え性にも効果が期待できます。

天枢は、へその両側、親指の幅2本ぐらい外側にあります。

体質によってはかなりの即効性があるツボなので、トイレで座りながらこのツボを刺激するという人もいるようです。

でも、できれば仰向けに寝てじっくりとマッサージすることをおすすめします。

まずお腹周り全体を軽くマッサージします。

次に少しずつ息を吐きながら左右の天枢を人差し指、中指、薬指の3本で同時に押します。

ツボのあたりのコリをゆっくりとほぐすようなイメージで押すようにしましょう。

力を入れすぎずに、強すぎず弱すぎない程度の力を意識します。

「背中のツボ」

背中のツボは、自分では押しづらいという難点がありますが、距離的に胃腸に近いため効果は確かだと言われています。

もし自分では押しにくい場合は、身近な人にお願いして押してもらったり、ゆたんぽなどでじっくりと温めてもいいですね。

脾兪(ひゆ)両側の腰骨を結んだ左右1.5寸のところのツボ

脾兪の言葉の『脾』は、意志が宿る場所とされていて、リラックス効果が期待できます。

『兪』は、兪穴を指していて、病気の原因である邪気が身体の中に入ってくるのを防ぐ役割があると考えられています。

便秘と下痢の両方に効果があります。

脾兪は、肩甲骨の下側の角と骨盤の上側のラインの中央から少し上の高さ、背骨から指2本ほど外側にあります。

腰に手をあてて、脾兪に親指をそえます。

その部分をゆっくりと押しながらまわして刺激を与えます。

これを3回から5回行います。

腎兪(じんゆ)第4腰椎の骨の出っ張り左右1.5寸のところ

腎兪は、腎の気がめぐって体表にそそぐ大切な場所とされています。

『兪』は脾兪と同じく、兪穴を指していて、病気の原因が体内に入るのを防ぎます。

腎機能に関連したむくみやだるさ、尿の減少などに効果があります。

月経痛や不妊症など女性特有の症状にも効果が期待できます。

高血圧や痔などの改善にも有効なので、便秘がちで血圧上昇が心配な時や痔になってしまった時にも試してみましょう。

腎兪は、ウエストのいちばん細い高さの、背骨から指2本外側にあります。

脾兪と同じように親指のみで刺激します。

腰に手をあてて、腎兪に親指をそえます。

その部分をゆっくりと押しながらまわして刺激を与えます。

いかがでしたか?便秘を解消したいけれど便秘薬に頼ってしまうのはちょっと不安…という時には、東洋医学のツボ押しをしてみましょう。

気持ちの良い強さでツボを押すとリラックス効果を得ることもできます。

自分に合ったツボの場所をおぼえておくと、いつでも気がついた時にマッサージできるのでおすすめです。

ただ、体調によってはツボ押しの効果が出なかったり体調不良を感じることもあります。

もしも、体調不良を感じたらツボ押しをやめて様子を見てください。

また、疲れが溜まっている時やアルコールを摂取した後のツボ押しは避けるようにしましょう。

寝る前や入浴後しばらくたってからのリラックスした時間帯にツボ押しをすると効果が出やすいと言われています。