音楽療法で精神リラックスで便秘解消「お気に入り音楽流すだけ」

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何故かイライラがおさまらなかったり、わけもなく気が急いてどうしようもない時があるものです。

そんな時には、例えばゆったりとお風呂に入ったりすると不思議と心が落ち着いていくものではないでしょうか。

これと同じ作用が音楽にもあります。

お気に入りの音楽に耳を傾けている時、やはり心はゆったりと落ち着いて安定していることでしょう。

音楽療法は、このような心の動きを利用してさまざまな効果を上げている治療法で、便秘にも効果があるといわれています。

音楽療法とは

音楽療法は、音楽を聞いたり演奏したりした時の心理的な効果を利用して、心身の状態をよりよいものとする治療法の一つです。

音楽療法を受けた多くの人は、心身がリラックスできて、コミュニケーション能力がアップするといわれています。

この効果は、発達障害のある子どもや精神に障害を持っている人、認知症を患っている人、また、自宅に引きこもっている人などにも発揮するといわれています。

音楽療法は日本ではまだ馴染みの薄いものですが、発祥の地といわれるアメリカでは治療を受けるのに保険を使うことができたり、治療する音楽療法士の地位もしっかりと確立しているなど、人々に広く浸透しています。

自律神経を戻せば便秘予防につながる

テンポの速い音楽を聞いて気持ちが高揚したりするのは、多くの人が経験していることではないでしょうか。

それと同様に、音楽の中でもスローテンポの曲を聞くとリラックスでき、それが便秘の改善につながることも多くあります。

これは、ゆったりした曲を聞くことでカテコールアミンというホルモン量が減少し、リラックスするのに欠かせない副交感神経の活性化が促されるからです。

カテコールアミンはアドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの総称で、別名、闘争ホルモンとも呼ばれている神経伝達物質です。

交感神経を興奮させて心臓や脳へのエネルギー供給を促進させ、戦闘態勢を取るためのホルモンなので、リラックスとは正反対の作用があるわけです。

また、スローテンポの曲を聞くことは、ストレスホルモンとも呼ばれるコルチゾールを減少させる作用もあるといわれています。

心地よい音楽を聴くと精神を落ち着かせる

また、心地よい音楽を聴くと、脳がリラックスした時に発生するアルファ波が誘発させることもわかっています。

脳にアルファ波が出ると、強力な鎮痛作用で幸せな気分にしてくれる神経伝達物質、ベータエンドルフィンが分泌されます。

ベータエンドルフィンは脳内モルヒネとも呼ばれる神経伝達物質で、集中力や記憶力をアップさせて病気になりにくくする他に、ストレスを解消する効果もあるので、便秘にはとても効果があるといって良いでしょう。

また、アルファ波が出ると右脳が活性化されるので、デスクワークで左脳ばかり使っている人が溜めがちなストレスをも少しずつ解消してくれるはずです。

細かなことはまだ研究段階にありますが、音楽を聞いたことによるこのような脳の変化は長時間続き、脳のネットワークが変化していくことが精神面に良い影響を与えると考えられています。

また、空気のあるところに存在するものはすべてが振動しているのが普通です。

ヘルツとは1秒間あたりの振動回数を表していますが、リラックスしている時に出現するアルファ波は8~13ヘルツで、イライラしている時には13~40ヘルツであるベーター波が出現しています。

ベーター波の出現が多ければ多いほどストレスが蓄積されていってしまうので、音楽を聞いてアルファ波の出現をうまくコントロールできるようになれば、リラックスできるようになってスムーズなお通じにつながります。

そして、波の音などを聞きながら自然の中にいるとリラックスするとよくいわれていますが、これは波の音が「1/fゆらぎ」と呼ばれるリズムだからです。

波は厳密に規則正しい間隔で訪れるわけではなく微妙なずれがあるというわけですが、このわずかなずれが私たちの脳には非常に心地よく響き深くリラックスできるといわれています。

他にも、鳥のさえずりや蛍の光などに1/f ゆらぎがあるといわれています。

どんな音楽がいいの?

音楽療法に使われるものといえば、モーツアルトなどクラシック音楽が中心というイメージがあるのではないでしょうか。

特にモーツァルトの作品「二台のピアノのためのソナタニ長調K.488」などは、モーツァルト効果などといわれ、脳よりアルファ波が多く出て集中力を上げる効果が高いことから、受験生を抱える一般の家庭でも良く取り入れられていたといわれています。

しかし、効果の高さに違いがあったとしても、特にクラシック音楽に限らず自分が気に入った音楽を聴くだけでも心はリラックスしてストレスが解消されるものです。

あまりクラシックが好みでないのなら、無理して聴くよりも好きな音楽を聞いた方が数段リラックスできるはずです。

便秘がちな時にストレスを感じていたら、お気に入りの音楽を聞いて心を落ち着けるとお通じもスムーズになるでしょう。

もしも迷ったら、マルコニ・ユニオン作曲のウェイトレス(Weightless)という曲を聞いてみるのがおすすめです。

無重力という意味を持つこの曲は、海外の研究でストレスホルモン、コルチゾールを低下させる働きがあることが科学的理論により解明されています。

聴くだけでなく「歌う、踊る」も気分転換

また、音楽は聴くだけではなく、歌ったり踊ったりすることでも気分転換ができてストレス解消につながります。

カラオケボックスで大声で歌うと気分がすっきりするという人は少なくないでしょうし、リズムに合わせて体を動かしていると心地良い気分になるという人もまた大勢いるはずです。

他にも、楽器を演奏したりするのもおすすめです。

かの有名なアインシュタインは、バイオリンを好んで演奏していたことが有名ですが、左手の繊細な動きが脳の活性化につながっていたのと同時に、研究に疲れた脳を気分転換させる役目も果たしていたのかもしれません。

注意:激しい音楽は逆効果?

とはいえ、いくら好きな音楽といっても、ロックンロールのように激しい曲となると気分転換にはなるかもれませんが、心からリラックスすることはできないでしょう。

激しい音は交感神経を刺激するので、唐辛子などの刺激物を食べた後のように気分を高揚させてしまい、腸の働き促進することにはつながらなくなってしまいます。

いまいち元気の出ない朝にロックンロールを聞いてスイッチを入れるといった使い方は良いのですが、リラックスしたい時に聴くのは逆効果となってしまうので、あまり長い時間は聴かないようにするのがおすすめです。

リラックスするには、あまり激しくない音楽の中から好みのものを選ぶと良いでしょう。

音楽を聴くことは非常に身近な行いで、誰でも手軽にできることといえますが、心を落ち着ける効果は科学的にも折り紙付きというわけです。

何故かわからないけれど無性にイライラするという時には、激しすぎない音楽の中から自分の好みのものを選んでじっくり聴いてみると良いでしょう。

心からリラックスできれば、腸がゴロゴロと動いてぜん動運動が行われているのを感じ取れるかもしれません。